ニャンコンロ。

 


北の大地では平地でも紅葉がはじまってまいりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

こんばんは。てめぇの重量が増えてきたので装備の重量を削ろうとしてるあさましいオイラです。

さて、今夜の工作はご覧の通りアルコールストーブです。

ビール缶を使った半加圧式のはよく見ますが、あれって結局五徳を別に用意しなきゃならんし、工作の工程も多くてめんどいしで、結局売ってるアルストに比べてあんまりメリットないんですよね。

今日作るのは、アメリカで"Fancy Feast Stove"っていわれるカテゴリーです。名前の由来は使用されるキャットフードの名前です。オリジナルに興味がある方はぐぐってくださいね(例によって丸投げ)


材料です。


はい、こんだけです。

おらが村のホーマック(ニコット)でさくっと買ってきました。

猫缶:売ってる中で一番ちっさいやつ(直径65mm)

スチール缶の飲料:50円ぐらいで安売りしてるようなの(直径52mm)

スチールウール:洗剤がついてないやつ


まずは缶の中身をどうにかします。お茶飲みながらどこのご家庭にも1匹はいるであろう猫にあげちゃってください。

で、お茶の缶は猫缶より15mmから30mm背が高くなるように切ります。収納するコッヘル等に合わせると幸せになれます(おいらはダイソーメスティンの高さに合わせました)。缶のフチはきれいに切り取りましょう。余談ですがアルストのスイートスポットは燃焼面から1インチ離れたとこらしいです(アメちゃん調べ)。


フチをきれいにするにはこんな缶切り使うといいです。(空き缶工作が捗るので買っといて損はないですよ)

お茶の缶の切り口にはヤスリとかで切れ目をちょこちょこ入れときます。


これが燃料の通り道になります。


次はスチールウールを丁寧にほぐして、お茶の缶に均一になるように巻きつけます。



ここからはちょっと手先の器用さが要求されますが、スチールウールを巻いたお茶缶をうまいこと猫缶の中に押し込んでいきます。うまく行かない人はスチールウールの巻きを減らしてもいいでしょう。

こんな感じで平均に押し込んでいきます。

スチールウールを猫缶の中に押し込めたら、仕上げに穴を一個開けときます。(スチールウール巻く前でもいいですけど)


お茶の缶に鍋を乗っける格好になるので、お茶の缶の中で圧が高まって燃料をすべて外に押し出してしまわないようにする穴です。一個空いてれば十分です。

これだけで完成です。30分ぐらいでできちゃうと思います。


で、燃料30cc入れて、0.5合分の焼き鳥缶炊き込みご飯を炊いた結果がこちら。


燃料燃え尽きるまで放置、さらに10分放置して出来上がり。いわゆる自動炊飯可能なやつです。超便利。

あ、肝心の重量はこちら。


17グラム。

燃料入れたまま運べないという欠点があるものの、軽くて五徳いらずってのはなかなかに使えるやつだと思います。

材料もそこら辺で手に入るし、加工もかんたんなのでぜひ作ってみてくださいね!


んじゃまた。


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