めでたし。

北海道苫小牧方面はまたまた雨であります。

ココのところまじめに更新していたので、毎日楽しみにしているホンの一握りの読者様。
昨日サボってごめんなさい。

更新がなかった時点で気づいてるスルドイ方もいるとは思いますが、
面会のため自宅に帰っていたのがことの真相でございます。

相変わらず、短い滞在時間でしたが、今日はそのことに対する愚痴ぢゃぁナイデスヨ。


家に帰ると、机の端のわけの分からないものの山に一枚の葉書が混じっておりました。
古い友人からの「結婚しました」葉書です。

うちの奥さんのほうの友人からはちょくちょくそういう葉書が届くのですが、おいらの友人から届くのは非常にまれなので、（類は友を呼ぶ。ちょっとひねくれた人が多いのですよ・・・）どうということのないお知らせに少々感慨深く考えてしまいました。

葉書には、「遅い春がどーのこーの」と書いておりました。相手の年齢は知りませんが、本人はおいらの同級生ですから３０前半です。男で３０前半の結婚なんて別に遅くはないだろーと思いつつ。
その友人は昔から妙に結婚願望のあるヤツでしたよ。早い時期からそういうことを考えていたので遅く思えたのか、相手が結構な歳なのか。
まぁ、それはそれで良しとしましょう。

で、ココからがおいらが心の中で「にやにや」した部分です。

「春」と表現しますか。そーですか。

ま、春というのが一般的ではありますな。

実際問題、どーでしょう。
ワタクシ的には「秋」と表現するのが妥当ではないかと。
おいしいものがいっぱい食べれるし、野山は紅葉で美しく、天候は穏やかで夜空は美しく澄み切っている。
すべてが満ち足りる、いい季節ですよ。

ただしその先にあるのは寒く厳しい冬ですがね(￣ー￣)

二人で生活しているがために生ずる気苦労の数々。日に日に肥大化する責任の大きさ。年々減少する自分の小遣い。膨れ上がる親戚づきあいとその重要性。将来設計に、自分が死んだ後のことまで含めなきゃなりません。

別に結婚に否定的なわけではありませんよ。生涯の伴侶と家庭を築くのは良いことで、やりがいのあることでもありますよ。喜びが多いのも事実です。
ただ、おいら自身もそうですが、結婚する時点で責任の重大さをよく認識していないことのほうが多いです。
だからノーテンキに「春」だなんて口走っちゃうんでしょうな。

まぁ、季節があることは良いことです。
独身時代を振り返ると、常夏の島で生活しているようなものでした。（事実常夏の島に居た時期もｗ）
明日は明日の風が吹く。今日楽しければそれでよし。
が。そこには感動はなし。生きる目的も大してなし。

寒い冬だからこそ、暖かい日差しがこの上なくありがたく感じるんです。苦しいからこそ感動があるんです。
つらい季節を子供を守りながら二人で乗り切り、子供が立派に成人して巣立つ姿を見るときこそが「春」ではないでしょうか。

これから新婚生活を始める友人K君にあえて言いたい。
実りの秋を存分に楽しみなさいと。
そして来るべき冬に備えていろんなもんを蓄えなさいと。

K君、男の本当の戦場にようこそ。共に死力を尽くして戦おう。


何はともあれ、めでたし。